再読、部屋を片付けていてうっかり手に取って読んじまいました。
大体の本は年月をおくと読後感も変わってくるものですが、この本は20何年前と変わらず、「こんな頭のおかしい話書いてて、さぞや楽しかったろうなぁ。」
設定の矛盾や構成の行き当たりばったり感は否めず、小説としてはかなり未完成ですが、それを上回る変態的な創造力が行間からヌメヌメと満ち溢れていて、もう全てチャラ。
諸々色々ある作品ですが、創造世界と現実世界の倫理観や価値観はまったく別物だと考えているので、そういう意味では文字による創造物の到達点の一つだと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月3日
- 読了日 : 2021年8月19日
- 本棚登録日 : 2021年8月19日
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