自殺したクラスメートの思念に取り込まれた8人。でも誰が死んでしまったのか思い出せない。思い出した人から一人ずつ思念の世界から退場していく。いったい誰が死んだのか、何で彼らが取り込まれたのか、彼らの罪とは何か。
登場人物の心理描写を丁寧に書き上げている。どの子にしても、自分を反映しているようにおもえて感情移入出来る。ジワジワと追い詰められる感じは作者の真骨頂。処女作から遺憾なく発揮されていたのかと、感心してしまう。
さて、後半も楽しく読めそうです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月12日
- 読了日 : 2024年2月12日
- 本棚登録日 : 2024年2月4日
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