幕府の大政奉還後、一気に時代は加速していく。明治政府の誕生や京都東京への遷都。長かった青山半蔵の物語もようやく大きな転換期を迎えることで、ページをめくる手は止まらなくなっていく。半蔵はひたすら人民のためを思い、改革への熱情を募らせて奔走するものの、彼の期待とは裏腹に地元の人間は冷ややかな態度ばかり取り続ける。しかし平田門人として半蔵は希望を捨てようとしない。恐ろしいほど変化していく時代の中で、彼は自らの信念を貫こうとするが…下巻へと物語は続くが、起こりうる悲劇を予感させながら上巻は終わる。
ようやく、ドラマがドラマらしくなって、読み応えもぐっと増え始めてきた。最終巻である下巻に期待。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月26日
- 読了日 : 2022年8月26日
- 本棚登録日 : 2022年7月17日
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