梟の城 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1965年5月4日発売)
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本棚登録 : 4049
感想 : 287
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司馬遼太郎の実質的なデビュー作で直木賞受賞作。
忍者ものは然程好みでなかったのでこれまで手に取らずにいたが、いよいよ未読作品が減ってきたので手に取った。

敵味方が入り乱れて、気を抜くと筋が追えなくなりそうだったが、何とか読み終えた。

ラストの方で、伊賀忍者の葛籠重蔵が太閤秀吉を弑するのではなく、ポカリと殴りつける場面は、それまでの緊迫感からのズレにニヤリとしてしまった。

最後の四頁を読む迄、石川五右衛門をモチーフとした話と気付かず。。(途中、風間五平が「石川五右衛門」と咄嗟に偽名を出す場面があっても)

気持ちよくしてやられた感あり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月8日
読了日 : 2023年4月8日
本棚登録日 : 2023年3月26日

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