うしろめたさの人類学

著者 :
  • ミシマ社 (2017年9月16日発売)
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本棚登録 : 2021
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エチオピアの農村での生活から、私たちが当たり前に内在化している市場、国家、社会への深い洞察がすごく面白い。

貧困や不平等にバランスを取り戻す鍵となるのが、うしろめたさ。

日本では、「自分が稼いだ分は自分のもの」と思って、貧困や不均衡に無感覚であることが正当化されてしまっているんだと、うしろめたく感じる。

自分の当たり前の境界をずらして、バランスを取り戻す一歩にしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年3月7日
読了日 : 2021年3月7日
本棚登録日 : 2021年3月7日

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