半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2005年2月10日発売)
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感想 : 51
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裕一が夢見た未来がひどく哀しいものだったが、夏目のフィルムの一件で未来が変わる可能性が開かれ希望が持てる。裏では裕一の友人たちの応援に加えて、夏目の心境の変化があると思うと心にしみる。実はかなり裕一を気遣っている亜希子さんの密かな優しさが感動的である。
夏目の過去が明らかになって良かった。夏目と同じ道を裕一が辿らないよう、大人たちが精一杯手助けをしているのが良いところだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  半分の月がのぼる空
感想投稿日 : 2020年2月9日
読了日 : 2020年2月9日
本棚登録日 : 2019年9月15日

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