新史 太閤記(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1973年5月29日発売)
4.02
  • (260)
  • (319)
  • (223)
  • (10)
  • (0)
本棚登録 : 2684
感想 : 168
3

いわずもがな、かの太閤秀吉を題材とした司馬作品。
ただの農民、いやそれ以下から立身していく姿を描く。
「人垂らし」と言わしめた、彼の人の心を読むチカラ。また、自分を主人公としたイメージ・展開力や時間の流れを作る脚本・構成力は素晴らしいの一言。
ただの直感でなく、判断に至るまでの情報収集力やマクロな視点での分析。小説とは言え普段の我々の生活で活かすべき点が多い。
先に読んだ黒田官兵衛(播磨灘物語)は今作品ではどう描かれるのか楽しみに下巻へと進む。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2012年2月13日
読了日 : 2012年2月13日
本棚登録日 : 2012年2月13日

みんなの感想をみる

ツイートする