一路(下)

著者 :
  • 中央公論新社 (2013年2月22日発売)
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本棚登録 : 769
感想 : 121
5

浅田次郎の新作。参勤交代がテーマの時代小説という事であったが、面白かった。グイグイ引き込まれあっという間に読み終えた。
主人公の一路と取り巻く仲間達。悪事を企てる敵役。参勤交代の主人公であるお殿様。それぞれのキャラクター設定と相関関係が絶妙であり、物語が飽きることなく進んでいく。
ナゼかわからないが…といった慣習であったり、意味が不明なまま効率化されたりといった、現代社会にも通じる部分において、護るべきものとは何かを考えさせられた1冊であった。
中山道、一度同じ旅路で歩みたいものである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2013年10月7日
読了日 : 2013年10月7日
本棚登録日 : 2013年10月7日

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