浅田次郎の新作。参勤交代がテーマの時代小説という事であったが、面白かった。グイグイ引き込まれあっという間に読み終えた。
主人公の一路と取り巻く仲間達。悪事を企てる敵役。参勤交代の主人公であるお殿様。それぞれのキャラクター設定と相関関係が絶妙であり、物語が飽きることなく進んでいく。
ナゼかわからないが…といった慣習であったり、意味が不明なまま効率化されたりといった、現代社会にも通じる部分において、護るべきものとは何かを考えさせられた1冊であった。
中山道、一度同じ旅路で歩みたいものである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2013年10月7日
- 読了日 : 2013年10月7日
- 本棚登録日 : 2013年10月7日
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