「合わない手袋をするくらいなら、手袋を持たなくていい」向田邦子に全賛成と思っていたけど、否定する人もいるのですね。そういう時代だったのかも。手袋がなければ寒いし、多少合わないくらい…。
上梓が2015年。まだ契約から正社員登用があったのですね。「テンションを高く保つのは難しいかな」が印象的です。新店舗の一人店長。やっぱり、ある意味幸運だと思うし、学ぶチャンスと捉えた彩加の姿に、羨望を感じてしまった。人生無駄なことは無いよって。
愛奈の就活については、もし可能ならば、理子さんや亜紀さんの意見やコメントが欲しかったかな。書店員さんの”ありがたさ”は、とっても感じるし、読書子としては絶対なんだけど、自分ができるか・選ぶかと言うと、きっとそうではない。就職の対象として”書店”を選ばせる側(迎える側)はどう考えてるのだろうかと、気になります。
これから、就活のあり方や働き方が問われる中、二人の将来が楽しみです。就活・職業に悩んだ昔を少し思い出してしまいました。本書が「就活フェア」の片隅に置かれることを願いつつ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月23日
- 読了日 : 2022年2月19日
- 本棚登録日 : 2022年2月18日
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