トップアスリートのトレーナとして渡米していた朋彦は、担当であるテニスプレイヤーと別れて帰国し、スポーツジムのトレーナーとして働いていた。そんな傷心を抱える朋彦を指名してきた有名酒造メーカーの御曹司、真之の強引さに身を任せてしまう朋彦。
好きだといわれても、彼の社会的立場や何より朋彦自身の抱えるトラウマから、つい彼に対して無碍に振舞ってしまう。
好きなのにその胸に飛び込めないのは、過去に失踪した父親の事が深く係わっているようです。
一見苦労知らずに見える真之自身も辛い過去があったし、人は皆何かを抱えながらも向き合って、前向きに生きていかなければならないんだと思いました。
多少強引ではありますが、さすがやり手の真之です。
彼の采配によって、長い間の家族のしこりが解けました。
憎むより、許す事が逆に人を幸せにする、そんな気がしました☆
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
水原とほる
- 感想投稿日 : 2011年7月5日
- 読了日 : 2011年7月5日
- 本棚登録日 : 2011年7月5日
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