伝言

著者 :
  • 講談社 (2023年8月23日発売)
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感想 : 13
3

2023

中脇初枝さんによる戦争の時代の記録
特に、満州でのこと、そして現在

「ひとりてわ抱えていて、だれにも言わなければ、なかったことになる。
だから、わたしに言ってくれたのだ。」301

新京でも思い出 新京は長春のこと
敷島高等女学校での軍事作業
そこでの作業は軍事機密
戦争に関わるから
気球による爆弾攻撃

ひろみは満州の人には発音できず「しろみ」ちゃんと呼ばれていた
妹、陽子
弟、健三

満州人をニイヤと呼ばなかった母

李太太りーたいたいのつくる饅頭マントウの思い出

戦争に負けて、満州から日本に帰ることになるが、帰ることができず
この辺りはもっと悲惨な話を読んだりしていたので、ちょっとホッとする

青酸カリを持たされた話

満州移民は武器を持っていく、



おばあちゃんになったひろみちゃん
孫のあかりちゃんは
おばあちゃんの言葉だけ違うことに気づくような聡明な子だった


とても丁寧に調べて書かれている
こうして戦争を知らない世代は調べて、創造していかなければ、伝わらない

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月14日
読了日 : 2023年10月14日
本棚登録日 : 2023年10月14日

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