風と共に去りぬ 第1巻 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2015年3月28日発売)
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若者らが入隊すると言って盛り上がっている中、戦争に行ったことのある耳の遠い老人が
「お前たちは誰ひとり戦争の何たるかをわかっとらん。美しい馬に乗り、娘どもに花束を投げてもらって、英雄として帰還するのが戦争だと思っとるんじゃろう。戦争ってのはな、飢えることだ。じめじめしたとこで眠って麻疹や肺炎にかかることだ。そうでなければ腹下しだ。腹がピーピーになる。赤痢やらなんやらな」
若者たちはバカにして笑い、周りの女の人は「おじいちゃん最近ぼけがひどくなっちゃって」と言って連れて行った。
戦争が始まって数ヶ月でそれは本当のことだと判明した。陽気な若者たちのほとんどが戦死または病死して帰ってこなかったが、帰ってきた者も皆、飢えと下痢だけは体験していた。
スカーレットが結婚して未亡人になって子供ができたことが2行くらいにおさめられてて笑った。
知らない老人とレットパトラーの言ったことだけが本当だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月22日
読了日 : 2022年7月22日
本棚登録日 : 2022年7月22日

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