後巷説百物語 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2007年4月22日発売)
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本棚登録 : 2406
感想 : 147
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続巷説百物語が市内の図書館の蔵書になくて、一作飛ばして後巷説です。
時代は、江戸から明治へと移り、妖怪話を集めてきた百介もすっかりご隠居となりました。
そこへ、一人の巡査と仲間の若者達が、ちょっと妖しげな困り事があると、知識と知恵を借りに百介の元にやってくる。そこで、経験譚として若者達に妖怪話に含まれた人間の業を語り聞かせる。といった趣向。
巷説の最後を飾る「風の神」。古式に則った百物語が繰り広げられる。百介が最期に恨みを晴らす一芝居。
この本は、お厚めで少しずつ読んだんですが、切れ目がよくて、読み進めやすかったんです。後書を読むまで気が付かなかったのですが、見開きごとの文章のレイアウトにも気を配っているとか。こだわり感が凄い。

百物語を経験した事が無くて、一度、D瓶さんの本棚でいかがでしょう。蝋燭の絵文字を誰かに作ってもらって。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 直木賞
感想投稿日 : 2022年12月20日
読了日 : 2022年12月20日
本棚登録日 : 2022年12月20日

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コメント 4件

土瓶さんのコメント
2022/12/20

読むの早っ!
(。´・ω・)ん?
見開きごとの文章のレイアウト?
なにそれ? 見返してみてもわからないよ~(ーー;)

って、人の本棚で怖いことやろうとしないでや(笑)

おびのりさんのコメント
2022/12/20

こんばんは。
いやいや、一週間かけました。
なんと、京極先生は、文章を次ページにまたがない。製本が変わるとやり直すらしい。

おびのりさんのコメント
2022/12/20

5冊くらい併読派です。

土瓶さんのコメント
2022/12/21

多いな(゚Д゚;)

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