続巷説百物語が市内の図書館の蔵書になくて、一作飛ばして後巷説です。
時代は、江戸から明治へと移り、妖怪話を集めてきた百介もすっかりご隠居となりました。
そこへ、一人の巡査と仲間の若者達が、ちょっと妖しげな困り事があると、知識と知恵を借りに百介の元にやってくる。そこで、経験譚として若者達に妖怪話に含まれた人間の業を語り聞かせる。といった趣向。
巷説の最後を飾る「風の神」。古式に則った百物語が繰り広げられる。百介が最期に恨みを晴らす一芝居。
この本は、お厚めで少しずつ読んだんですが、切れ目がよくて、読み進めやすかったんです。後書を読むまで気が付かなかったのですが、見開きごとの文章のレイアウトにも気を配っているとか。こだわり感が凄い。
百物語を経験した事が無くて、一度、D瓶さんの本棚でいかがでしょう。蝋燭の絵文字を誰かに作ってもらって。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
直木賞
- 感想投稿日 : 2022年12月20日
- 読了日 : 2022年12月20日
- 本棚登録日 : 2022年12月20日
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コメント 4件
土瓶さんのコメント
2022/12/20
おびのりさんのコメント
2022/12/20
おびのりさんのコメント
2022/12/20
土瓶さんのコメント
2022/12/21