東京奇譚集 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2007年11月28日発売)
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村上春樹氏の身近に起きたらしい都会の綺譚5編。
「偶然の旅人」
見知らぬ女性との偶然の出会いから、絶っていた家族との交流を果たしたピアノ調律師。
「ハナレイ・ペイ」
サーファーの息子を海で突然失った母親。彼を見つめるその後の人生。
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」
都心のマンションの階段から突然失踪した男性を捜索する男。
「日々移動する腎臓のかたちをした石」
運命に関わる女性は3人と教えられた男。その二人目の女性との出会いと別れ。
「品川猿」
名前を忘れてしまう女性の本当の心の闇。

省略しすぎたかしら、読んでも思い出せないかも。
東京が舞台というところが魅力的。

短編とはいえ、村上春樹氏っぽい文章の流れと折々の会話。ですから、綺譚なのですが、あらそんなこともありそうですねと受け入れてしまう。
「どこであれ〜」が、日々東京の何処かでこんな事が起きていそうで好きですね。「品川猿」は、綺譚というより、通常の村上春樹という感じでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年5月6日
読了日 : 2022年5月6日
本棚登録日 : 2022年5月6日

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コメント 3件

ひろさんのコメント
2022/05/07

おびさん、こんばんは(*^^*)
おびさんの“好き”なポイントがとても素敵ですね。
「品川猿」は他の短編集で読みましたが、苦手意識のある村上作品の中でも、いいなぁと思える話でした。

おびのりさんのコメント
2022/05/08

ひろさん おはようございます。
コメントありがとうございます。
村上春樹さんの作品の中では、文章が具体的でなじみやすいですよね。
なので、これは、本当にフィクションなのかもと思って読みました。
最後に「品川猿」で我慢できないで 村上調作品投入したとか。
ゴールデンウィーク忙しかったでしょう。
明日から 仕事かな?
ラスト1日 頑張ってね。

ひろさんのコメント
2022/05/08

おびさん、おはようございます(*^^*)
ほんと、ノンフィクション?!って感じさせられますよね♪苦手と言いつつ、いつかまた村上作品に挑戦してみようかな。

ありがとうございます( ´ ` *)
連休は保育園でのコロナ発生の関係で自宅待機で終わってしまいました。生きづらい世の中ですね。今日は久しぶりに子どもと買い物など行ってきます♪
おびさんは忙しかったですか?最終日、ゆっくり休めますように(๑˘ ˘๑)*.。

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