未来いそっぷ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1982年8月27日発売)
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感想 : 341
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タイトルとなったイソップ童話の星新一さんらしいパロディのショートと、いつもの近未来を舞台にしたショートショー集。
40年以上前のSF。しかも、現在現実的になっている物もあり、さすがだなぁと思うし、初めて読んだ頃の感動も思い出した。
イソップのパロディは7編あり、どれも、今でも充分面白い。
「北風と太陽」が、面白い。北風が風を吹きつけて男は寒くて、バーに入ってコートを脱ぐ。太陽が、暑くすると、喫茶店に入って、クーラーが効いていてそのまま脱がない。確かにね。そうなります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2023年5月26日
読了日 : 2023年5月26日
本棚登録日 : 2023年5月26日

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コメント 7件

土瓶さんのコメント
2023/05/26

大作家の星新一先生にイチャモン付けたくはないけど……。

【勝負の公平を期すために時刻は統一しなければならず、そもそも太陽が出た時点で夜の勝負はあり得ないので朝か昼の勝負になるでしょう。

つまりバーでの決着はあり得ず、喫茶店のエアコンの効き具合に勝敗が委ねられることになります。

どちらも勝つために賄賂を指定の喫茶店のマスターにこっそり渡しますが、勝負は引き分けに。
そして再試合。
こんどこそ勝とうとして北風も太陽も賄賂を増額します。
またも引き分け。
再々試合。
喫茶店のマスターぼろ儲けで笑いが止まらず「イソップさまさまだな」と。店の小さな本棚にはイソップ童話集がありました。】

という妄想をしてしまいました(笑)

おびのりさんのコメント
2023/05/26

あは。
そんな感じよ。
この大先生は、もうなんてったって作品数で優勝よ。

ひまわりめろんさんのコメント
2023/05/27

星新一先生は殿堂入りです
ノーベル文学賞どころかノーベル星新一賞を創設してもいいくらいなのに、世間の評価が追いついていません
無念です

おびのりさんのコメント
2023/05/27

どうしよう。珍しく、ひまわりさんと意見があってしまった。

土瓶さんのコメント
2023/05/27

意見の内容の是非はともかくとして、心配な症状が出ているようですね。
お薬を出しときます。
二、三日静養して様子を見てください^^

ひまわりめろんさんのコメント
2023/05/27

おびー、お大事にね

おびのりさんのコメント
2023/05/27

うん。

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