点と線 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1971年5月25日発売)
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感想 : 596
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1957〜1958 雑誌「旅」掲載
久しぶり再読 
新潮文庫のロングベストセラーに18位で残っている。ゼロの焦点とストーリーが混在してきているので気になって。私の中では、松本清張のベストは「砂の器」だけれども。

福岡の海岸で、男女の情死が発見される。ありふれた情死と思われたが、男が汚職事件の関係者とわかり、疑念を持ったベテラン刑事が、犯人のアリバイを崩していく。

昭和32年です。連絡手段は電報。インターネット無し。防犯カメラ無し。聞き込みオンリーからの考察。今のようなハイスペックなトリックは無いが、当時の時刻表を駆使して丁重に時間を紐解く。
「旅」雑誌らしく、九州と北海道を作中に盛り込む。幾つかの特急電車や、寝台特急も登場します。当時、こんな娯楽小説はさぞかし盛り上がった事でしょう。

男子バレーの時間差攻撃は、この小説で思いついたらしいですよ。昭和恐るべし。



読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年3月26日
読了日 : 2022年3月26日
本棚登録日 : 2022年3月26日

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