東の海神(わだつみ) 西の滄海 十二国記 3 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年12月24日発売)
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十二国の中心黄海の北東に位置する雁州国。その地は、先帝の圧政により、畑は荒れて民は貧しく、国としては、終焉の様相となっていた。人民は新王を待ち望み、延麒・六太に選定された、延王・尚隆がその王座につく。
尚隆は、治世に尽力している風には見えず、家臣達を苛立たせる。延麒でさえ、その呑気な姿に呆れていた。とはいえ、雁の国は、二十年を経て緑野は広がり人口も増加して徐々に回復していた。
そんなおり、一人の州侯が反旗を翻す。尚隆は、そこ反乱を利用して治水を施行、反乱分子も見極める。味方から欺く系の王でしたね。
十二国それぞれの治世を描いていくのでしょうか。天啓に沿った選定であっても、麒麟も全て納得というわけでないところは面白い。
役職名や王城名などなかなか凝っていて、覚えきれないと思っていたけど、既にネットでデータベース化されていて便利に使わせていただきました。
最後の「雁史邦書」が、オシャレで、六太の友人“更夜”との約束を果たしている。
さて、次巻へ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年8月22日
読了日 : 2022年8月22日
本棚登録日 : 2022年8月22日

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コメント 6件

松子さんのコメント
2022/08/22

おびさん、こんばんは(^^)
12国記大丈夫かな?読み始めたら理解できるかなと心配でしたが、
登場人物や国のデータベースがある事や
読みどころを教えてもらい、少しずつ読めそうな気になってきました(^^)
おびさんのレビュー読みながら、秋に向けて気持ち上げていきますっ笑

おびのりさんのコメント
2022/08/23

松子さん、こんばんは。
最初、自分で書き留めながら読んでたんだけど、ネット検索してると、ファンの皆様が凄く詳細なデータあげてて、もう使わせてもらってます。
ただ、小野さんは凄く凝った漢字の選択をしているので、漢和辞典は時折引いています。
私は新潮の出版の通りに読むのですが、内容は前後するものがあります。
最初は、X文庫で年齢層は低めの設定だったはずです。ファンタジーとして気楽に読んじゃいましょう。

松子さんのコメント
2022/08/23

漢和辞典準備して
ファンタジーを気楽に楽しむ気持ちですね(^^)
りょうかいです!
ふふ、ありがとうございます。
実はお友達に熱烈におすすめされて、理解できなかったらどうしようと、少し心配だったのですが、何だかいけそうな気がしてきましたっ♪

松子さんのコメント
2022/10/08

おびさん、こんばんは♪
東の海神を先程読み終わり、おびさんのレビューを見返して雁史邦書のページ飛ばしていた事に気付きました!
そして、じっくり読んでみると法律が変わっている事がわかり、新たに感動がっ!(*´∇`*)
すごいですー!
おびさんのレビュー読み返してよかったー!

おびのりさんのコメント
2022/10/09

松子さん、こんばんは。
十二国順調ですね。
私は、最後の4巻がまだ読めてないのですよう。ちょっと寝かせておきます。
そうなのよ、後の巻で、更夜が又出てくるのよ。もうそこまで読んだかしら。
ヒショノトリ(漢字が面倒)はぼちぼち読んでるんです。これは、サイドストーリーなんですが、とても深良い感じ。時間かけてます。

松子さんのコメント
2022/10/10

おびさん、こんにちは(^^)
後の巻で更夜がまた出てくるんだぁ
楽しみだなぁ

次はヒショノトリで、ヒショノトリを含め残り3冊を読み終えたら最後の【白銀】に行きます。
人物を追って読んでいったので、変な順番で読んでしまいましたが、自分にはあってたみたいです♪
ちょっと凪良さんの本を一冊はさんで、
ヒショノトリ読むのが楽しみです(^^)

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