十三話の短編からの思い出トランプ。最後の作品は「ダウト」。洒落ている。
何処にでもあるような、普通の家庭の中にある不穏な空気感。家族への疑惑、疑心、不安、不満。それらを飲み込みながら、家族としての在り所を探していくのでしょうか。
現在の価値観では、納得できない世代もあると思う家庭や夫婦の表現かもしれませんが、狡さとか背信をも受けとめて、愛情と諦めの混雑が実情だった時代です。男女それぞれの感情が響く素敵な作品です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
直木賞
- 感想投稿日 : 2022年8月1日
- 読了日 : 2022年8月1日
- 本棚登録日 : 2022年8月1日
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コメント 3件
Manideさんのコメント
2022/08/04
おびのりさんのコメント
2022/08/05
Manideさんのコメント
2022/08/06