十五少年漂流記 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1951年11月20日発売)
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1888年 少年向冒険小説
ニュージーランドの寄宿学校の14人の生徒達。夏休みを使い沿岸一周の船旅に出ることになった。ところが、生徒達と一人の黒人の見習いコックの少年を乗せた船は大人達が乗船する前にトラブルで出帆してしまう。船は嵐にもまれ無人島に流れ着く。ここからサバイバル生活の始まりです。リーダーとなる少年、皆を取りまとめる年長の少年。子供だけの社会の中、協力し対立し助け合い、成長をしていく物語です。少年達が、建設的で理想的に描かれています。そこが長い人気の理由なのだと思います。
最近のもので“約束のネバーランド”に近い感じがしました。
数年前、椎名誠親娘が全巻翻訳を出されているようです。冒険好きな椎名誠さんの作品ですから、そちらも楽しそうです。
夏休み親子で楽しめる作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年7月23日
読了日 : 2022年7月23日
本棚登録日 : 2022年7月23日

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