「自殺サイト」をきっかけに廃病院に集まってきた12人の少年少女達。
その集いの場に紛れ込んだ13番目の少年。
彼はすでに死んでいるようだった。
予期しない13番目の存在が彼らの安楽死の計画に不安感を持たせる。
なぜ、その少年が集いの場に存在するのか。
自分達の全員一致の集団自殺の目的を果たすため、彼らは、各自の自死への根拠、13番目の少年への関わりの議論を始める。
死を望む状況はそれぞれ。
性格も十二人十二色。
死を考える前に語り合うこと。
人の意見を聞くこと。
人との繋がりがはじまること。
ミステリー部分は、彼らの繋がりを作るきっかけにすぎないけれど、十二人の子供達の将来が続くことになるという結末は、悩める同世代読者に読んでいただきたいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年1月9日
- 読了日 : 2024年1月9日
- 本棚登録日 : 2024年1月9日
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コメント 2件
土瓶さんのコメント
2024/01/09
おびのりさんのコメント
2024/01/09