教育力 (岩波新書 新赤版 1058)

著者 :
  • 岩波書店 (2007年1月19日発売)
3.84
  • (80)
  • (117)
  • (100)
  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 1060
感想 : 114
5

「教えるという行為にばかり気をとられて、教師自身が学ぶことを忘れている場合が少なくない。」
この言葉はかなり共感できたし、
ビジネスマンにも同じことが言えると思う。

(抜粋)
・(文章)書き手の価値判断,個人的な経験,知識の豊富さを示す
・人の言葉を聴いている間は、自己中心的な態度をやめている。学ぶ構えの基本は「積極的受動性」である
・段取り力や真似る力は、仕事をする上で最重要の力
・上達の原理は上手な人のやっていることを見て、その重要なポイントを自分のものにすることである
・意識で追求できるところはすべて意識的に行う
・自分たちがいま、ここで生み出したというワクワク感
・一流の人は目的意識にもとづく意味づけがはっきりしていて優先順位を間違わない
・教師は工夫しつづけることを義務付けられている職業
・自分で自己を修正できる力を養う
・沈黙を大切にする。質が低ければ断ち切り高いものであれば、その高さ、深さの中で何事かを生徒にしてもらう
・ムカツクのは複眼的思考がないから
・場に対する責任感

(学び)
沈黙に質があることが学びだった。高い質の沈黙を受け入れて、相手の反応を待つ必要がある。

(感想)
教育系の本で最も大事なのは、生徒に要求する力を教師側も持つ努力をすることだと思う。
学ぶことと工夫することをやめないことが、教師の義務であると考えた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月29日
読了日 : 2022年4月29日
本棚登録日 : 2022年3月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする