人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年8月12日発売)
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本棚登録 : 5568
感想 : 400
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今までの館シリーズとはかなり雰囲気が違いました。
画家の飛龍想一の一人称で物語が進んでいくのですが、彼が内に籠るタイプというか、内向的で悲観的なため序盤読み進めるのがちょっとつらかったです。
今までの館シリーズは展開が早くてぐいぐい引き込まれてすぐ読み終わってしまったのですが、人形館は静かにゆっくり進んでいく感じでした。

和風の建物で人形館とのことなのでてっきり日本人形が飾られているのかなと思ったらマネキンでしたね(笑)

終盤確かに予想は裏切られましたがそこはいつも通りやった方が面白かったんじゃないかなと思ってしまっていまいちすっきりせず……

島田さん最初は何考えてるかわからない感じが苦手だったんですが、今作で重要性を理解しました。
出てくるとすごく安心します(笑)
次は島田さんが出るといいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2023年10月28日
読了日 : 2023年10月28日
本棚登録日 : 2023年10月23日

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