試着室で思い出したら本気の恋だと思う (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2014年2月6日発売)
3.75
  • (619)
  • (1021)
  • (869)
  • (175)
  • (24)
本棚登録 : 13027
感想 : 966
3

ランチ酒という本の中でこんなフレーズがあった。
「美味しいものを食べたときに思い出したら、それは恋なのかもしれない」
何だか良い言葉だなと思いネットで調べていたところ、感じが似ているのかこの本のタイトルを見つけた。これも何かの縁かと思い読んでみた。
ある都心のセレクトショップが舞台で、そこに何らかの悩みを抱えそれぞれの事情で服を買い求める女性が訪れる。お気に入りの服を見つけ試着してみる。服を脱いだ鏡に映る自分の姿、試着してみると思っていたイメージと違う自分の姿等を通して、今や昔の恋を思い出す。
ー人と違うのが「個性」ではなく、自分らしいのが「個性」
良い言葉だなと思いました。
服に全く無頓着なアラフォー既婚のおっさんが普段手に取るような本ではないが、たまにはこういった本も良いかなと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月26日
読了日 : 2023年3月25日
本棚登録日 : 2023年1月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする