ニーベルングの城

著者 :
  • 講談社 (1992年10月1日発売)
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本棚登録 : 13
感想 : 2
3

いきなりこれを読んではいけなかった。シリーズだと知らなかった。前作品を読まなくてもいい内容とはあるが、知らない過去の事件のことをすんなり読み過ごすのが難しく、やはり前作品群を読むことにする。まず”神宿る手”、次に”消えたオーケストラ”で、そして今作品だ。音楽が、ミステリーの題材になっているのは、他にも読んだことがあるが、味わったことの無い雰囲気が出ている。これが、気になってシリーズ全部読みたくなった。長い年月を含むストーリーの展開が、本来楽しめるのだろう。ところが私は、まだそこまで入っていけず、秘宝の魅力までもうちょっと話の面白さが味わえなかったのがなんとも読力不足だ。女性の主人公にはいまいち現実感が感じられない。本当の女性なら、こう出るだろうか?という場面が私的に納得行かず、そこがまた気になる要素だ。長いストーリーにはまっている今日この頃だから、もう何冊でもかかってきなさいという意欲でいる。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2008年11月8日
本棚登録日 : 2008年11月8日

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