まひるの月を追いかけて (文春文庫 お 42-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年5月10日発売)
3.11
  • (83)
  • (286)
  • (864)
  • (194)
  • (47)
本棚登録 : 4474
感想 : 399
4

何度も裏切られた。さすが恩田陸。
曇天の明日香村が思い出される。そして「汗」。他人との二人旅を強いられた主人公が、歩かされている間にじわじわとかく、物理的な汗。そして先が見えない旅にじわじわ焦る、精神的な汗。曇天がとてもマッチする内容だと思う。
「まひるの月」って結局どういうことだったのだろうか。じゃあその時太陽は?そんな風に考えてみても面白いかもしれない。もう一度ちゃんと読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和図書
感想投稿日 : 2015年2月18日
読了日 : 2014年9月4日
本棚登録日 : 2014年1月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする