今までの柚木麻子の作品とはちょっと違う。30代既婚女性の赤裸々な性についての小説だ。描写はきわどいしヒロインはナイスバディの持ち主だが、それほど生々しく感じないのコメディ仕立てだからか。自分とは真逆だな・・・と当初思えたが読み進めて行くに「どこか私と似ている」と苦笑してしまった。一生懸命が空回り。必死なのだ。だから憎めない。女ってやつはある人からは女と見られたいのに、別の人からは女として見られたくない。本当に勝手な生き物だとつくづく思う。しかし最後まで浮気しなかったのはエライ!!これぞ純愛小説なのではないか?
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カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2016年9月9日
- 本棚登録日 : 2016年5月15日
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