三重殺 (講談社文庫 お 71-2)

著者 :
  • 講談社 (1996年7月1日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 8
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 刑事の”私”が現場に行くと、そこにはバラバラになった脚と胴体があった。これらは宅急便で片山青次なる人物に送られる予定だったようだが、集荷係が荷物をとりにきた時にカラスがたかっていたことによって、中身が発覚したらしい。捜査&推理の結果、死体は矢萩利幸という人物に間違いないだろうということになったのだが、そんな時、静岡県警から連絡が入る。熱海で焼死体が発見されたのだが、なんとその人物も矢萩利幸だというのだ。

 3回殺された男・・・ストーリーとしては良かったのだけど、この”私”がとにかくおやじくさくて、若干うっとおしい(苦笑)。おやじギャグというか、ユーモアのあるところを強調したいんだろうけど・・・この話の中に出てくる部下の小橋同様、苦笑&流したい感じ。しつこい感じがなぁ。最後の謎解きまでに食あたり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸本(日本)長編
感想投稿日 : 2007年4月14日
読了日 : 2007年4月14日
本棚登録日 : 2007年4月14日

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