努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本

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  • フォレスト出版 (2014年7月6日発売)
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★ホンマでっかTVでもお馴染みの
脳科学者・中野信子先生の努力不要論。

【内容】
・間違った努力中毒者になるな、ということ。
→努力していると自分は良いことをしているの脳が判断して、快感を生み出してしまう。
自分の頑張りが足りないせいだと思って間違った努力をし続けても何にもならない
(努力をするならば、目的に合った適切な戦略を立ててから行うべき)。

・不本意な努力を無意味に重ねても辛いだけ(日本人は遺伝子的に、真面目にやっているのに報われない、と世界一感じやすい)。
→明石家さんまさんは
「努力は報われると思う人はダメ。
努力を努力と思っている人は間違い。
好きだからやってると思わないと、これだけ努力してるのに何でってなると腹立たつ。
人は見返りを求めるとろくなことがない」

と言ったという。

・努力をしない努力を
→長寿の秘訣は、戦わないこと。
無駄な努力をしないこと。
人生最後の後悔で多いのが「あんなに一生懸命働かなくてもよかった」である。

・才能があるかないかというのは、自分が持っている適性を知って、自分の評価軸を確立できているかどうか
→あなたはすでに46億年の進化の勝利者である。今ここに生きていることそのものが、生存競争に勝ってきたという才能の証明である。

…何だか、あなたには価値がある、と言われた気がして勇気づけられる本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年9月29日
読了日 : 2021年9月29日
本棚登録日 : 2021年9月29日

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