上巻下巻ともよかったです。今年読んだミステリーの中で最高ランクの一つです。
870ページの長編にかかわらず、殆んど途中で緊張感が弛む事がない展開に引き込まれました。
物語は、現在の渋谷の空き家で右手がない老人の遺体発見から始る。
1961年の渋谷での連続殺人事件から現在まで続く殺人鬼長野保の半生の物語。
読んでいる途中で、電車から見える渋谷の街が、なんとなく何時もと違って見えた。
小説の良さの評価はするが、殺人鬼の動機と同じような話がニュースで流れる事が多く、現実の事件には小説以上の怖さを感じる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年11月19日
- 読了日 : 2015年11月17日
- 本棚登録日 : 2015年11月14日
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