最高にかっこいい石田三成に出会えました。
歴史は勝者がぬりかえるもの。敗者は事実と異なると言われがちですが、そもそも、一から十まで明確なものは残されていないわけで。膨大な資料の片隅からこれほどのしっかりとした、ドラマチックな人物を描くことができるとは。そしてそこに、作者特有の明るさと、温かさがあることが、読後の爽快感に繋がっているのだと思います。
地元ながら賤ヶ岳七本槍の武将名もままならなかったのですが、瑞々しく生き生きとした文章のおかげでそれぞれの表情まで想像することができました。今村さんに感謝✨
それにしても、一本目から七本目まで、それぞれが完成された映画のよう。七本分の世界観を楽しませていただきました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月9日
- 読了日 : 2022年7月9日
- 本棚登録日 : 2022年7月9日
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