分厚い…
おまけに舞台となる地方都市も
出てくる人々もどんよりとした灰色の空のよう。
読んでいて楽しい、おもしろい!とは一切思えないのに、なぜか途中で読むのをやめることが出来なかった。
このどうしようもない人たちの最後はどうなるのか、
見届けたかった。
ここに出てくるのはきっと、この世界のどこにでも存在する人。
そして本人たちは自分の考え方がごくノーマルだと信じて疑わない。
そして何かの瞬間に事が悪い方へ傾いた時、正しくかじを切る術を持たないので、どんどん制御できなくなる。
最後には吸い寄せられるようにすべての人がひとつの大惨事へと突入。
ちょっと出来すぎな結末だったけれど。。
それぞれのその後はどうなったんだろう、と想像すると、また暗い気持ちになった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年6月17日
- 読了日 : 2023年6月17日
- 本棚登録日 : 2023年6月14日
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