最終盤まで一気に読む事ができる力のある本でした。
折原作品の叙述でびっくりする本というよりは、逃亡劇のスリリングさにハラハラする本です。ただ、最後はほんとにジェットコースターで、すっきり納得とはならないのが、折原作品らしい本で、最後まで読むと、あ、こういうことかと見直したくなります。
この段落はこの人のことなんて、解説サイトがあったら見たいかもしれません。
いろんな細工に挑戦する折原作品の中では、小細工は少ないです。
途中の一文に引っかかっていたら、予想通り最後に生きたんですが、それもお前か!と驚きの結末でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年3月27日
- 読了日 : 2011年3月27日
- 本棚登録日 : 2011年3月27日
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