ヨルガオ殺人事件 下 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2021年9月10日発売)
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感想 : 21
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英国の脚本家・作家のアンソニー・ホロヴィッツの推理小説。「カササギ殺人事件」と同じ世界観のシリーズ第2作!

前作「カササギ殺人事件」は、たっぷりの分量のアガサ・クリスティ風味の小説内小説が楽しめて、それを元に現在起こった殺人事件の謎を解くというもの。主人公は、その小説内小説の作家(アラン・コンウェイ)の担当編集者スーザン。

今作は、前作で編集者を辞めてしまっていたスーザンの元に、アラン・コンウェイの過去作にまつわる失踪事件の依頼が舞い込むところから始まる。

そして今作でも、まるッと1話分の小説内小説を読みながら、現在進行形の失踪事件と、過去の殺人事件の謎を推理する、という形を踏襲している。

小説内小説と現在進行形の事件と、2つを頭の中で行き来して推理できる面白い趣向の小説を、またまた楽しませてもらいました。

第3弾も描いてくれそうな気がするので、期待して待っていよう。アンドレアスの元に戻ったスーザンの気持ちが、またちょっと変化した時に、新しい事件が起こる…のかな?


そうそう、解説には、ホロヴィッツの別のシリーズ「ホーソーン&ホロヴィッツ」シリーズの第3作も英国では発表されているようで、日本語訳、早く発売されないかなー。

そして、前作「カササギ殺人事件」のドラマ化が予定されているとのこと。現代のスーザンやアンドレアスやアラン・コンウェイ、そして小説内小説のアティカス・ピュントがどんなふうに実写化されるのか楽しみ。もちろん、脚本はアンソニー・ホロヴィッツ本人が手がけるらしい。

めっちゃ楽しみ〜!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー(海外)
感想投稿日 : 2021年12月25日
読了日 : 2021年12月25日
本棚登録日 : 2021年12月25日

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