メビウスの殺人 (講談社ノベルス アK- 3)

著者 :
  • 講談社 (1990年2月1日発売)
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本棚登録 : 46
感想 : 4
4

読始:2009,6,15
読了:2009,6,16



「0の殺人」と比較してだいぶよかった
相変らず妹のふざけて非論理的過ぎる、どこか馬鹿にしたような発言にはイライラするが今回はストーリがよかった

次々と起こる無差別殺人事件に現場に残される謎の紙
ホワイダニット系
やはり騙されてたww
我孫子さんの作品二作目だが、本編に入る時には既に騙されてるwww
そこらはさすがだと思う
わかったつもりになっている読者も期待を裏切られること間違いなし

ただ、最後の最後に真相が明かされるが、その設定は別に反則でもなんでもないと思うのだが、それを読まなくとも読者にそれを推理させる手がかりを配置していない点にはなっとくいかない
そうでなければなんでもありになってしまう
極端な話、と今のは全て夢だった。だから事件なんて起こってないし、夢だからなんでもあり
なんて展開もおkになってしまうから。

そうはいったものの、今作は楽しめる

メビウスの環の裏表がもつ二面性
考えられたタイトルだw
読者はすでにヒントが与えられていたんですねww

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理小説/ミステリ
感想投稿日 : 2009年6月16日
読了日 : 2011年5月29日
本棚登録日 : 2009年6月16日

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