点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫 60)

  • 岩波書店 (2000年9月18日発売)
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本棚登録 : 890
感想 : 111
3

★3.5
大好きな映画の原作本。小説の点子ちゃんも天真爛漫で可愛いけれど、映画の点子ちゃんの方が一本筋が通っていたような気が。特に、夜のマッチ売りの理由がぼやけてしまっていて、どうしても物足りなさを感じてしまう。そして、母親思いで健気なアントンに対して、アントンの母親の大人気ない態度に軽くイライラ。すぐに反省はしているものの、あれは本当にあんまりすぎる!ただ、善悪に関わらず様々な事例を出して、子どもを正しく導きたい、というケストナーの思いはとてもよく分かる。もっと子どもの頃に読んでみたかったな、と思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  カ行
感想投稿日 : 2018年8月27日
読了日 : 2018年8月27日
本棚登録日 : 2018年8月27日

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