★3.0
1975年、冷戦下の東ドイツ。殺人事件が起こっているにも関わらず、結論ありきの捜査を指導されることに薄ら寒くなるばかり。そして、臭い物に蓋をするだけでなく、密告や捏造も当たり前の社会がただただ恐ろしい。夫や妻、同僚や友人すらも疑わしいのなら、一体何を信じれば良いのか。そんな中、殺人捜査班班長・カーリンが奮闘するものの、救われないラストに暗澹とした気持ちに。また、全体的にはそれなりに纏まってはいるけれど、イルマへの助言や教会での活動家との接触等、ゴットフリートの行動がいまいちよく分からなかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヤ・ラ・ワ行
- 感想投稿日 : 2018年8月14日
- 読了日 : 2018年8月14日
- 本棚登録日 : 2018年8月14日
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