影の子 (ハヤカワ・ミステリ1931)

  • 早川書房 (2018年5月2日発売)
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感想 : 13
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★3.0
1975年、冷戦下の東ドイツ。殺人事件が起こっているにも関わらず、結論ありきの捜査を指導されることに薄ら寒くなるばかり。そして、臭い物に蓋をするだけでなく、密告や捏造も当たり前の社会がただただ恐ろしい。夫や妻、同僚や友人すらも疑わしいのなら、一体何を信じれば良いのか。そんな中、殺人捜査班班長・カーリンが奮闘するものの、救われないラストに暗澹とした気持ちに。また、全体的にはそれなりに纏まってはいるけれど、イルマへの助言や教会での活動家との接触等、ゴットフリートの行動がいまいちよく分からなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ヤ・ラ・ワ行
感想投稿日 : 2018年8月14日
読了日 : 2018年8月14日
本棚登録日 : 2018年8月14日

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