小さな町の写真館を中心に物語がスタートする。母親の若い頃の甘酸っぱい恋愛の話、写真館の親子の話、町の汚染問題などが丁寧に書かれておりました。穏やかに事が過ぎていくのかと思いましたが、最後の章ではガラリと変わり、写真館で繋がっていた人たちの過去に引っかかっていた思いや謎が一気に解明されていく。ほんの少しのさじ加減で人の人生が左右されてしまう。突風が吹いただけでも生死を分けてしまう。故意なのか事故なのか、はたまた悪意なのか。。。過去のことなので全ての事は解明できていないが、それは神様のみぞ知る事になるのかなぁ、と。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年6月22日
- 読了日 : 2018年6月22日
- 本棚登録日 : 2018年6月22日
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