「哲学実技」のすすめ そして誰もいなくなった・・・・・・。 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • KADOKAWA (2014年3月10日発売)
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感想 : 1
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最初はいまいちついていけなかったけど、だんだん引き込まれて、だんだん人がいなくなるのも笑ってしまった。
それぞれの参加者が抱く「哲学とは」とか「なにを求めて哲学したいのか」とかがリアルな感じだった。幼少期の中島先生が感じた、自分が存在してもしなくても世界は続いていくということの恐ろしさは、多くの人が感じたことがあると思うけど、そのインパクトの強さは人によるし、たいがいの人はそれをきっかけに哲学者になるわけでもなく、蓋をして日常を生きているから、先生と分かり合えない部分のような気もする。
哲学は答えがないかもしれないことを考えて、精神が不安定になることこそ正しく真剣に考えている証拠で、あるべき姿なような気がするので、しあわせになりたい人はやらないほうがいいのかもと思った(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年6月14日
読了日 : 2020年6月13日
本棚登録日 : 2020年6月14日

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