吾輩は猫である

著者 :
  • 青空文庫 (1999年9月21日発売)
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感想 : 11
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「吾輩は猫である」を青空文庫からiPad2にて読む。

夏目漱石作品は、「こころ」「夢十夜」に続き三作目。
「吾輩は猫である」は有名な冒頭部分しか知らなかったで、
初めて全篇を読了。
しかし、随分と冗長で理屈っぽい猫の語り口が、
読み進めるのに抵抗が出てしまい、
読み終えるまでに時間がかかってしまった。

猫目線で見た主人である苦沙弥や迷亭、寒月、東風などなど
たくさんの愛すべき変人たちをオモシロオカシク描いてる。
当時の文化などを知るきっかけにもなる。
並行して猫の日常をも織り交ぜてはいるのだけど、
決して猫の話ではないなと。
猫で居ながらにして、猫でないような存在。
冗長で理屈っぽし。むしろ屁理屈とでもいうべきか。

突然訪れるラストシーンの猫の悲劇。
おかしみをたたえたまま描写されてるけれど、
とても怖いのですが…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年11月5日
読了日 : 2012年3月30日
本棚登録日 : 2012年11月5日

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