あさきゆめみし 13: 源氏物語 (講談社コミックスミミ 422)

著者 :
  • 講談社 (1993年7月1日発売)
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本棚登録 : 299
感想 : 18
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#読了 #あさきゆめみし 次の東宮になる“匂うの宮”(明石の女御の三ノ宮であり、源氏の君の孫)と薫(世間体では源氏の君の息子)の双方から愛された身分の低い女性(浮舟)を中心に描かれている。身分が低くても教養高く管楽(箏や琵琶)が出来て奥ゆかしくコミュニケーション能力も高い“明石の君(明石の女御の生母)”は源氏の君に愛され中宮の母にまで昇り詰めたのに対して、氏素性は天皇家の血縁なれど、家庭で教育をされずにただ年を重ねた浮舟は、二人の高貴な男性に彼らの立場も顧みず同時に身を許す(彼らにとっては恥になる)だけでなく、あまりに幼い行動を繰り返す。紫式部は、源氏物語の最後に宇治十帖の物語を通じて読書に何を残したかったのだろう。会えるなら伺いたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 源氏物語
感想投稿日 : 2024年4月29日
読了日 : 2024年4月29日
本棚登録日 : 2024年4月29日

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