山口百恵、松田聖子、中森明菜というアイドルの歴史を書き記しているだけ、期待していたような松田聖子と中森明菜の比較アイドル論ではなかった。
私には特に夢中になったアイドルはいない。中学時代は高田みづえファンだということになっていたが、それも友人が榊原郁恵ファンだったので、「なら、おれは高田みづえ」って感じで心酔したわけじゃない。同世代は中森明菜だが、その頃はもうYMOとか聴いててアイドルは一歩引いて見てた。
この本の前半、山口百恵の登場から松田聖子デビューに至るプロダクションの駆け引きなどの裏話は知らなかったことも多く、面白かった。
しかし、後半は松田聖子と中森明菜の楽曲を読み解いたり、ザ・ベストテンの順位やレコードの売り上げを列記したりでつまらない。
ところで、本文の中に歌詞の引用がこれでもかと出てくるがJASRACの表示がない。細切れに歌詞を引用すれば著作権料は発生しないのか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2010年11月2日
- 読了日 : 2010年10月6日
- 本棚登録日 : 2010年10月6日
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