戦前作品で本格派と言えるのは浜尾作品のみ、と聞いたので。
被害者の死亡時刻の偽装というのは今ではなかなか難しいけれど、これは今でも使える構成なのではないかしら?
派手さや耽美さは無いけれど、昔の雰囲気を味わいながらじっくり読める作品。
浜尾先生の衆道趣味が垣間見える瞬間があり、この、ほんのちょっとの匂わせぶりがとても良いです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年3月7日
- 読了日 : 2021年3月7日
- 本棚登録日 : 2021年3月7日
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