百年の家 (講談社の翻訳絵本)

  • 講談社 (2010年3月11日発売)
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本棚登録 : 763
感想 : 102
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イタリアのある丘陵地に、石と木だけの<家>が造られた。それは1656年のペストが大流行した年だった。〝時と共に、窓ができて、わたしの目となり、人の話し声も聞こえるようになった。わたしは、様々な家族が住んで育つのを見、多くの木々が倒れるのも見た。沢山の笑い声を耳にし、沢山の銃声も耳にした。何度も嵐が来て、去って、何度も修理が繰り返されたが、結局、わたしは住む人のいない廃屋となった〟古い家を再生し必死になって生活を営む人々、二度の大戦下での生と死・・・やがて、新しい時代の息吹きが丘にこだます・・・圧倒の絵本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 大人の絵本
感想投稿日 : 2022年3月21日
読了日 : 2012年12月23日
本棚登録日 : 2012年12月23日

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