太閤秀吉の遺児・秀頼を奉り豊臣の恩義に報じるため、西軍を束ね<関ケ原の合戦>の場に挑んだ治部少輔三成でしたが、頼みの綱の毛利軍は調略されて動かず、小早川秀秋の裏切りが効を奏し東軍を戦勝に導くのでした。三成は「義」を貫かんがため敗走するも、東軍捜索の前に屈します。捕縛後の大津城山門前での黒田長政、福島正則、小早川秀秋らのと対面は鬼気迫る圧巻の場であります。祇園下河原での黒田如水と尼僧(初芽)の対面の場は、最終章を飾るに相応しい感慨深い感動を覚えながら終焉となります。
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2021年2月26日
- 読了日 : 2021年2月26日
- 本棚登録日 : 2021年2月26日
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