ある雑誌社の「人生相談コーナ-」に、小学4年生になる男の子が、母親の悩みを綴った手紙を郵送する。 男の子の父親が結婚する前に一年ほど交際していた女性が、骨髄性白血病と診断され余命6カ月であることを知り、その最後を看取りたいと家出したことで始まる、直木賞を受賞した表題作のほか、『紅き唇』『十三年目の子守唄』『ピエロ』『私の叔父さん』の全5編は、生き馬の目を抜く大都会に暮らす老若男女の人生の機微を絡ませ、儚さ、憐みのシーンを救いの視線で描いた、こころ焦がしてやまぬ究極の愛の物語。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2022年7月10日
- 読了日 : 2022年7月6日
- 本棚登録日 : 2022年7月6日
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