戦争の傷痕深い厳格な父親、家政婦から後妻に入った母親、先妻の子と後妻の連れ子の兄妹たち・・・夜空の星々のごとくそれぞれが瞬き、輝きながら、「家族」という一つの船に揺られながら、時の荒波を漂っていく・・・愛とは、家族とは何かを問いかけた心震える物語は、著者<村山由佳>さんの直木賞受賞作品。〝今日一日を命からがら生き延びた者にとって、明日も、その明日もまた続いていくのが戦争だったのだ。人間が人間であろうとすることさえ許されず、赤い紙きれ一枚で家族も恋人も引き裂かれた...それが戦争だったのだ〟
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2023年3月18日
- 読了日 : 2023年3月17日
- 本棚登録日 : 2023年3月17日
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