王者への挑戦状 世界最強フットボーラーなで斬り論

  • 東邦出版 (2015年3月3日発売)
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本棚登録 : 23
感想 : 3
5

 ヘスス・スアレス氏による現役選手の評伝第二弾である。この手の形式での評伝では四冊目になる。
 相変わらず、サッカーへの愛情と、その美的感覚に反するスタイルへの毒舌とがあいまって、大変楽しい一冊に仕上がっている。自他共に認める(認めているのは訳者の小宮氏の方だが)、大変毒の濃い評伝だ。
 それだけに賛否があるのだろうが、スアレス氏のサッカーへの視点は鋭く、またその知識や経験が豊富であることは間違いない。小宮氏の文章も旨みがあって、訳書由来の固さはない。

 良い本である。リーガのファンであれば、読めば発見があるし、うなずけるところも数多くあることだろう。
 人は選ぶが、星五つと評価しておく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドナドナ
感想投稿日 : 2015年5月13日
読了日 : 2015年5月13日
本棚登録日 : 2015年5月13日

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