アフリカの問題を南北問題の、南の問題の一部として書かれている本。
もちろん、北主導の援助は限界を迎えているし、そもそも援助なのか市場開拓のためのものなのか線引きしにくいところもあるし、水問題などに見る北のグローバル企業の倫理観のなさもある…
たくさん問題がある中で、私個人としてまで問題を引き下げると、「可哀想なアフリカ」と言うイメージがついている点がそもそも問題かなと思う。食べ物を残すと、アフリカの子供が可哀想、と言われた経験がある人も多いと思うし…
その、可哀想、と言うのは逆に言えば、下に見ているとも言えなくはない。
下に見ている限り、同じ立場に立って物事を考えにくい。
そして下にみられている側も、「無力感の学習」をしてしまっている側面もあると思う。
膨大な地下資源、横取りされずに済めばいいけれど…
Oct, 2013
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年10月23日
- 読了日 : 2013年10月23日
- 本棚登録日 : 2013年10月23日
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