時限絶命マンション

著者 :
  • 講談社 (2005年4月6日発売)
2.56
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本棚登録 : 114
感想 : 19

 前言撤回。この人、文章下手。稚拙というかなんというか。会話がおかしいし、非常に不自然。某山田氏と某蘇部氏を足して二で割った感じ(読んだことある人にしか分からないたとえだなぁ)。十九人が集まった程度で「人でごった返し」って表現も如何なものか。マンションのエントランスが狭いならごった返す、というより、すし詰め状態と言った方が分かりやすいと思う。
 そういう細かいところはひとまずおいといて今作。
 きっぱりはっきり嘘偽りなく自分の心を表すなら、駄作。
 っていうか、『バトルロワイヤル』のパクリ。分量や設定、文章表現、細かな演出は断然『バトルロワイヤル』の方が上。
 だってさー、色々細かい設定は加わってたけどさ、時間がきたら爆発する首輪ってまんまバトロワじゃん。せめて作中で「『バトルロワイヤル』とまったく同じ状況だ」って登場人物が言及してたら良かったのになぁ……(してたのを読み飛ばしただけか?)
 いやまぁ、最後にオチというか、謎解きみたいなのはあったんだけど、そこに至るまでがあまりにもお粗末過ぎてもうどうでも良くなっている。斜め読みしまくって、細かく読んではないのだけれど。
 あー、次回作に期待、という気力が起きないほどがっくりきました。

05.04.18

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ・ホラー
感想投稿日 : 2013年1月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年1月22日

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