イカってどうよ、イカって!!
だから、帯に書いとけよ「バカミス」って。褒め言葉だぞ? Hな探偵って、表現、手法によっちゃただの下品にしかならないから気をつけてね、って感じで、残念ながららいちちゃんのセクシーさは見受けられなかったな。だからイカはどうなのよ、イカは。
どこまでが現実でどこまでが創作なのかいまいちなぁ……。世界に入りきれないっていうか。ラストのこう、上木らいちの正体についての部分とかさぁ……滑稽すぎて、それまでの部分も全部創作なのかっていう。いや確かに紛れもなく小説なんだけど、小説のなかにもさ、作中作ってあるじゃん。それって小説のなかでの「現実」と「小説」がきっぱり別れていて、読者に伝わるからこそ使える手段であって、その境目があいまいすぎて読んでていまいち驚きにならない。いやいやいや、って苦笑しちゃう。そんな馬鹿な話あるか! って笑いたいんだけどなぁ。
最後の部分はほぼ流し読みしてました。橙の章の部分とかさ、全体的な構図を考えれば「この作者すげぇな!」ってなるのかもしれないけど、考えたくなるほどの魅力がない。残念。
青の章とか、嫌いじゃないよ。イカだけど。
抜粋は青の章より。
というか勝北さんはあんなミステリアスな去り方した矢先に、こんなポップな再登場をしていいのか。
勝北さんが可愛い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ・ホラー
- 感想投稿日 : 2015年2月25日
- 読了日 : 2015年2月25日
- 本棚登録日 : 2015年2月25日
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